01 会議前日
会議前日、理事長だけが前回を覚えている。会議前日、理事長だけが前回を覚えている。
前回どう決まったのか。誰が担当だったのか。理事長だけがなんとなく覚えている状態から、話は始まります。
ある月の理事会前日。都内のあるマンション管理組合では、翌日に理事会を控えていました。
理事長の佐藤さんは、管理会社担当へLINEを送っていました。「前回の見積、どなたがお持ちでしたっけ…?」少し間が空いて、返信が返ってきます。「たしか○○理事がお持ちだったと思います」
メール、LINE、紙資料。どこに何があるのか、毎回少しずつ分からなくなっていきます。前回の議論も、誰が何を担当することになっていたかも、理事長だけがなんとなく覚えている状態でした。
会議では毎回話し合っているはずなのに、次の会議になると、また最初から説明している感覚があります。
「それ、前回も話してませんでしたっけ…?」
この時点の空気感
- 理事長だけが経緯を覚えている
- 資料が会議単位で整理されていない
- 毎回少しずつ説明を繰り返している
- 「決めたはず」が積み上がっていない
02 作る
まずは会議ページを1つ作る。まずは会議ページを1つ作る。
最初から全部入力する必要はありません。まずは会議名だけで、会議の場所を作れます。
佐藤さんは、まんくみで会議ページを作ってみることにしました。登録したのは、会議名だけです。
それだけで、会議ページが作成されました。開催日や場所が決まっていなければ、後から入れれば大丈夫なようです。
思っていたより、かなりシンプルでした。「もっと最初から全部設定するのかと思ってた」。佐藤さんは、少しだけ気が楽になりました。

この時点のポイント
- 最初から全部入力する必要はありません
- まずは会議単位で場所を作るだけでもOKです
- 必要になったものだけ後から追加できます
- 「全部使わないと意味がない」設計ではありません
03 議題
「今回話すこと」だけ入れてみる。「今回話すこと」だけ入れてみる。
理事長の頭の中にあった議題が、少しずつ会議ページに移り始めます。
まずは、今回話す予定の議題だけ登録しました。議題は「駐輪場整理について」。最近、空き区画と放置自転車について住民から相談が増えている、という簡単な背景メモだけを添えました。
背景も、まだ簡単なメモ程度です。でも、「今回の会議で何を話すのか」が、少し整理されました。
今までは、理事長の頭の中にだけあったものが、会議ページに残り始めます。

この時点のポイント
- 「今回話すこと」が見えるようになります
- 少し書くだけでも整理が始まります
- 完璧に整理されていなくても大丈夫です
- 理事長個人の記憶から、会議ページへ移り始めます
04 資料
資料を会議ページに置いてみる。資料を会議ページに置いてみる。
その会議で使う資料が、メールやLINEの奥ではなく、会議ページにまとまります。
次に、管理会社から届いていた資料を置いてみました。駐輪場現況写真、見積書、区画配置図。会議前に共有しておくことで、当日の説明時間を減らせるかもしれない。そんな気持ちで追加しました。
会議当日。「その資料どこでしたっけ?」が、少し減りました。
「LINE遡らなくていいの助かりますね」と、副理事長がぽつりと言いました。

この時点のポイント
- 資料を会議単位でまとめられます
- 「どの会議で使った資料か」が残ります
- 会議前共有で説明時間を減らしやすくなります
- 会議ごとに情報がまとまり始めます
05 決定事項
会議中、「決まったこと」を残す。会議中、「決まったこと」を残す。
話し合っただけで終わらせず、決定事項から次回確認のメモまでつなげます。
理事会では、駐輪場区画の整理案について話し合いました。今までは、「じゃあ次回までにお願いします」で終わることが多かった。
でも今回は、会議ページに決定事項を残しました。決定事項は「駐輪場区画の整理案Aで進める」。さらに、担当と期限も登録しました。
「誰がやるんでしたっけ?」が、少し減りそうでした。今までは、会議が終わると、決まったことが少しずつ曖昧になっていきました。でも今回は、会議ページに残っています。

この時点のポイント
- 決定事項を会議中に残せます
- 担当・期限もセットで管理できます
- 「決めっぱなし」を減らしやすくなります
- 「誰が何をやるか」が残ります
06 次回会議
次回会議で、「前回」が残っていた。次回会議で、「前回」が残っていた。
前回何を話し、どう決まり、誰が担当したのか。理事長だけの記憶に頼らず確認できます。
月が変わり、次の理事会が始まりました。佐藤さんは、前回会議ページを開きました。
何を話したか。どう決まったか。誰が担当だったか。何が未対応だったか。それらが、すぐに確認できます。
理事長だけが覚えている状態ではなくなっていました。「前回なんでしたっけ?」から始まる時間が、少し減りました。
「前回の経緯が残ってると楽ですね」と、別の理事が言いました。

この時点のポイント
- 会議が次回へ積み上がります
- 前回説明の繰り返しを減らしやすくなります
- 理事長個人の記憶依存を減らせます
- 「経緯」が会議単位で残り始めます
07 記憶が残る
少しずつ、「理事会の記憶」が残り始めた。少しずつ、「理事会の記憶」が残り始めた。
最初から、全部整理できたわけではありません。最初は、会議名、議題、資料だけでした。
でも、会議ごとに少しずつ積み上がっていくことで、決定事項、担当、背景、経緯も残り始めます。
資料だけではなく、なぜその話が出て、何を比較して、どう決まり、誰が担当したのかまで、会議単位で積み上がり始めました。
この会議で変わったこと
- 資料を探す時間が減った
- 前回説明の繰り返しが減った
- 「誰がやるか」が曖昧になりにくくなった
- 会議単位で記録が積み上がるようになった
- 「決めたこと」が次回へつながりやすくなった
08 まずは1つから
全部を完璧に整理しなくてもいい。全部を完璧に整理しなくてもいい。
最初から、すべてを変える必要はありません。まずは、会議ページを1つ作るところから。議題だけ、資料だけ、決まったことだけでも、残し始めると次の会議で見返せるものができます。
紙やLINEをすぐにやめなくても構いません。今のやり方を残したまま、会議の記録や資料など、必要なところからまんくみに置いていけます。
まんくみが目指しているのは、理事長や一部の人だけが経緯を覚えている状態を、少しずつ減らすことです。会議が終わったあとに、次の人が同じ話をもう一度探し直さなくて済むように。会議ページは、そのための入口です。